【個人事業主向け】IT導入補助金2023の申請要件

IT導入補助金_個人事業主

こんにちは!

先日告知させて頂いたIT導入補助金2023について、デジタル化基盤導入枠で早速1名のお客様からお申し込みを頂き申請手続きが完了しました。

実際にIT導入補助金の申請手続き支援を実施した際に、追加で必要になった書類や必要な要件について、整理しておく必要があるなと思いましたので解説します。

大前提として、IT導入補助金は、事業開始から1年経って確定申告が完了している事業者のみが申請対象となりますので、予めご留意ください!

目次

IT導入補助金2023の公募要領に記載がある申請要件

IT導入補助金2023 デジタル化基盤導入枠の「公募要領」のP.7(2)申請要件の内容で、重要な部分を抜粋し、加筆・修正して整理しました。

  1. 日本で事業を営む個人事業主であること(日本国内で開業届を提出している人)
  2. 申請者の事業内(≒開業届を提出した県)の最低賃金が、法令上の地域別最低賃金以上であること
  3. gBIZIDプライムを申請までに取得すること
  4. SECURITY ACTIONの「1つ星」または「2つ星」を申請までに実施すること
  5. 「みらデジ」の経営チェックを申請までに実施すること
  6. SMSが受信可能な携帯電話番号を準備すること
  7. IT導入補助金で申請する内容が、他の補助金等と重複しないこと

黄色マーカーの内容について

申請者の事業内(≒開業届を提出した県)の最低賃金が、法令上の地域別最低賃金以上であること

こちらは一人親方(従業員を雇用していない)の個人事業主の場合は、特に準備する必要がない項目でした。

申請時に事業展開を行っている県の最低賃金を確認して、引き上げ目標を記載することでクリア可能です。

従業員を雇用している個人事業主の場合は、入力時に賃金台帳の準備が必須となりますので、予め用意しておく必要があります。

IT導入補助金で申請する内容が、他の補助金等と重複しないこと

IT導入補助金で申請する内容(ソフトウェアやハードウェア)が、他の補助金(例:事業再構築補助金や小規模事業者持続化補助金)等で申請する内容と重複している場合は、申請ができないため予め留意しておく必要があります。

オレンジマーカーの内容について

gBIZIDプライムを申請までに取得すること

SECURITY ACTIONの「1つ星」または「2つ星」を申請までに実施すること

「みらデジ」の経営チェックを申請までに実施すること

上記3つの手続きについては、IT導入補助金の申請に必ず必要ですので、申請日から逆算して実施しておく必要があります。

gBIZIDプライムについては、申請~発行まで約10~14営業日かかりますので、日程に余裕をもって申請してください。他の2つは、gBIZIDプライム発行後に申請を実施する形となり、申請~登録完了まで概ね1時間程度で完了します。

交付申請に必要な書類

IT導入補助金2023 デジタル化基盤導入枠の「公募要領」のP.18(2)交付申請に必要な書類を整理しました。

個人事業主の場合は、下記3つの書類が必要となります。

  1. 運転免許証(有効期限内のもの)の両面カラーコピー
  2. 税務署で発行された直近(2022年度分)の「納税証明書(その1またはその2)」のコピー
  3. 税務署が受領した直近(2022年度分)の「確定申告書 第一表の控え」のコピー

納税証明書の注意点

こちらは税務署に直接取りに行く必要がある書類となります。発行手数料は400円前後、即日発行可能です。

個人事業主の場合、税目が「所得税」になっている必要があります。こちらも併せて確認しておいてください。

確定申告書の注意点

確定申告書の書類は、「1期分」だけ準備すればOKです。

税務署に直接提出した場合は、「確定申告書 第一表の控え」に受付日の押印がされているもの。

電子申請で提出した場合は、「確定申告書 第一表の控え」に受付番号と受付日時が印字されているPDFデータ、もしくは、「受信通知(メール)」のPDFデータが必要となります

公募要領には記載がないが、申請時に必要になる財務情報

今回の申請でつまずいた部分です。IT導入補助金申請を進めていくと唐突に下記情報の入力が求められます。

  1. 従業員数(正規雇用、契約社員、パート・アルバイト)
  2. 昨年度の年間平均労働時間(恐らく1に紐づく)
  3. P/L情報(売上高、粗利益、営業利益、経常利益)
  4. B/S情報(減価償却費、資本金又は準備金)

公募要領に乗ってない項目なんですよ。これ。

従業員を雇用していない一人親方の場合は、上記1と2の入力に悩む必要ないかと思います。

ただし、上記3、P/Lと、4のB/Sの情報は入力が必要となりますので事前に決算書を準備しておく必要があります。

白色申告の場合は、B/S情報がないため必要に応じて税理士や、事務局に記載をどうする確認しておく必要があります。

まとめ:締切1か月前に申請手続きを開始しよう!

各種必要な書類準備や手配、行政IDの発行手続き・受領までのタイムラインを加味すると、申し込みをしたい締め切り日から1か月前には準備を開始する必要があると思います。

IT導入補助金の申請の最大の難関は、255文字で「自社の事業内容とIT導入補助金を活用したシナジー(設備投資を実施した場合の今後の事業展開)」を記載する部分になります。

こちらの内容については、申請者自身でストーリーを考えて、IT設備投資がそのストーリーにどのように寄与、貢献するかという視点で文章を作成するスキルが求められます。

文章を考えるのが苦手、ITツール対する理解が乏しく記載ができないという方は、IT導入補助金2023の「IT導入支援事業」マヌルネコの手の「IT導入補助金申請コンサルティング」サービスのご利用も検討して頂ければ幸いです。

経験豊富な中小企業診断士とパートナー契約を締結しているため、IT導入補助金の申請に必要な手続きや内容のコンサルティングサービスを提供致します。

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